#大泉洋、初の男優1位 #菅田将暉 ・ #佐藤健 がトップ10

2020年版のタレントパワーランキング男優編では、大泉洋が初の1位を獲得した。3位の菅田将暉、6位の佐藤健、7位の神木隆之介は昨年から大きく跳ね上がり、トップ10入りを果たした。
男性俳優部門で初の1位となったのは大泉洋。長年ランキング上位に入っていたが、今年は男性10代から30代、また女性の20代から50代といった幅広い層からの支持が上昇し、ついに首位に上り詰めた。平均視聴率12.0%の好記録を出し、同時期開催のラグビーワールドカップ盛り上げの立役者的な作品にもなった2019年の主演ドラマ『ノーサイド・ゲーム』での熱演は記憶に新しい。ドラマ『ハケンの品格』の13年ぶりの新作も1月に発表。“くるくるパーマ”こと東海林武の復活も調査の最後に後押しとなった。
6位の佐藤健、7位の神木隆之介も昨年から大きく跳ね上がっている。佐藤は今年1月期のドラマ『恋はつづくよどこまでも』でツンデレ医師役を演じて世の女性陣の胸キュン心を大いに刺激。ドラマと並行して開始したライブ配信アプリSugarで、ファンに直接電話する様も話題となった。佐藤のYouTubeにゲスト出演し反響を呼んだ神木は、19年は映画『フォルトゥナの瞳』で人の死の運命が見えてしまう青年を切なく、映画『屍人荘の殺人』ではミステリー小説好きの大学生役をコミカルに好演。役の幅の広さを見せて固定ファンを増やし続けている。
また山下智久は、昨年の20位から12ランクの上昇。1年半ぶりの連ドラとなった19年の『インハンド』や、中国映画『サイバー・ミッション』での初の海外進出、同年5月にはジャニーズ初の公式インスタグラムを開設し、今年元日に亀梨和也とのユニット「亀と山P」の再始動も発表。あらゆる角度からの話題性が反映されたようだ。また同じジャニーズでは堂本光一木村拓哉が40位から21位、60位から25位とジャンプアップ。堂本は20周年イヤーの主演ミュージカル『Endless SHOCK』、木村は19年のドラマ『グランメゾン東京』や20年の年始ドラマ『教場』などでの反響が大きい。
若手男優陣を押しのけ、ダントツの伸び率で1位に輝いたのが横浜流星。19年だけで『あなたの番です-反撃編-』などドラマ3本、映画は4本に出演。20年も1月期ドラマでの主演を張り、夏にはまた『私たちはどうかしている』での主演が発表されている。
今年新たに急上昇ランキングに浮上したのは、京本大我高地優吾、田中樹、ジェシーら1月にCDデビューを果たしたSixTONESの面々。京本はリリースの番宣タイミングで父親・京本政樹との関係性が改めてフィーチャーされ、人気ミュージカル『エリザベート』での3年目のルドルフ役出演でも話題に。高地と田中、ジェシーは同グループのなかでも単独でバラエティ出演が多く、そこから新たな層の支持を得た。
(ライター 松木智恵)
日経エンタテインメント! 2020年7月号の記事を再構成]

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